毎日忙しくても、本当に行きたい場所へ進んでいるとは限らない

忙しさと人生の方向は別のものです。日常を維持するだけでなく、重要でも急がないことを予定に入れましょう。

忙しいと、達成感を得やすいものです。

朝起きてメッセージを確認し、会社で仕事をこなし、会議、メール、電話、銀行への用事を済ませ、帰宅後も家の雑事に追われます。

一日中、ほとんど立ち止まる時間がありません。

とても効率よく動いているように見えます。

でも、ときどき自分に問いかけたいことがあります。

「これらのことは、自分をどこへ連れていくのだろう?」

やることが多いことと、人生に方向があることは、まったく別です。

毎日のタスクの多くは、外からやって来ます。

上司に頼まれた仕事。

人から届くメッセージ。

支払う必要のある請求書。

家族に突然生じた用事。

こうしたことには明確な期限があるため、自然に注意が向きます。

でも、本当に大切な人生の目標は、逆であることが多いのです。

健康を改善する、能力を身につける、お金をためる、家族と過ごす、自分のプロジェクトを始める、夢を実現する。

普通、こうしたことは誰も催促しません。

だからこそ、後回しになりやすいのです。

今日は忙しいから、運動は明日。

今月はいろいろあるから、勉強は来月。

仕事が落ち着いたら、自分の計画を始めよう。

でも、人生はこうした「あとで」の間に、少しずつ過ぎていきます。

実用的な方法として、日々のことを二種類に分けてみましょう。

一つ目は、暮らしを通常どおり動かすためのことです。

メールへの返信、支払い、日用品の購入、仕事の完了などです。

これらは、しないわけにはいきません。

二つ目は、人生を前へ進めることです。

学習、健康、人間関係、お金の目標、長期計画などです。

人生が一つ目だけになると、不思議なことが起こります。

毎日忙しいのに、一年たっても人生が本当に変わっていないのです。

そこで、簡単な原則を一つ決めてみましょう。

毎週、長い目で見た人生に役立つことを、少なくとも一つ実行する。

大きなことでなくてもかまいません。

一回運動することでもよいでしょう。

本を二十ページ読むことでもよいでしょう。

自分のお金の状況を整理することでもよいでしょう。

あるいは、一晩かけて、次の一年に本当に達成したいことをじっくり考えるだけでもよいのです。

一度にたくさんすることが重要なのではありません。

大切なのは、「重要だけれど急がないこと」を、いつまでも予定表の外に置かないことです。

タスクリストは、今日の仕事を終える助けになります。

人生の目標は、その今日の積み重ねが、最後にどんな人生になるかを決めます。

本当の効率は、すべてを速くこなすことだけではありません。

より深い効率とは、しなくてもよいことを知り、誰に催促されなくても予定に入れるべきことを知ることです。

次にタスクリストがいっぱいになったら、こう聞いてみてください。

「今日は、未来の自分のためにすることが、少なくとも一つあるだろうか?」

あれば、その一つを終えるだけでも、細かい用事を十個片づけるより大切かもしれません。

タスクと人生の目標管理

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